わが家の子どもは、以前に借りたリップスティックには乗れていたものの、新しく買ったリップスティックデラックスミニでは思うように進めませんでした。
本人の乗り方が急に変わったわけではありません。子どもによると、新品は借りていたものよりもタイヤの動きが滑らかで、同じ感覚で乗るとバランスを取りにくかったようです。
それでも一生懸命に練習を続け、少しずつ乗れるようになってきました。できることが増えるたびにうれしそうで、今では楽しく遊んでいます。
この記事では、わが家の体験を交えながら、リップスティックデラックスミニの基本的な乗り方と、初心者が練習するときのコツを紹介します。
- 練習は支えにつかまって両足を乗せるところから始める
- いきなり長く進まず、数メートルの直進を目標にする
- 足先だけでなく、膝や腰も使って体全体をひねる
- 新品が滑りやすく感じる場合は、停止と降り方から慣らす
- ヘルメットとプロテクターを着用し、安全な場所で練習する
リップスティックデラックスミニとは?
リップスティックデラックスミニは、前後に分かれたデッキを体の動きに合わせてひねりながら進むキャスターボードです。地面を蹴り続けなくても進めますが、一般的なスケートボードとは動かし方が異なるため、最初は段階を分けて練習する必要があります。
おとうわが家ではミントブルーを選びました。子どもも色を気に入っているようで、自分から練習したくなる理由の一つになっています。
デラックスミニの基本仕様
メーカーが公表している主な仕様を整理しました。購入前には対象年齢だけでなく、子どもの足幅や扱いやすさも含めて確認しておきましょう。
| 項目 | 公式仕様 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅680×高さ120×奥行220mm |
| 重量 | 約2kg |
| 耐荷重 | 79kg |
| 材質 | ABS、PU、アルミ |
| メーカー推奨年齢 | 8歳以上 |
| ベアリング | ABEC-7 |
詳しい仕様や現在取り扱われているカラーは、ラングスジャパンのリップスティックデラックスミニ公式ページで確認できます。購入する時期によって販売色などが変わる可能性もあるため、最新情報を見ておくと安心です。
スケートボードとは進み方が違う
一般的なスケートボードは、片足で地面を蹴って進む乗り方が基本です。一方、リップスティックは前後のデッキをひねり、重力や推進力、遠心力のバランスを使って進みます。
後ろ足だけを細かく動かしても進めますが、その乗り方を続けると後方ウィールが早く摩耗しやすいとメーカーも説明しています。慣れてきたら、足先だけでなく膝や腰を含めてゆったり動かす乗り方を意識するとよいでしょう。
練習前に準備しておきたいこと
乗り方を覚える前に、安全に練習できる状態を整えます。新品は予想以上に滑らかに動く場合があり、わが家の子どもも最初は苦戦しました。乗れる経験がある子でも油断せず、路面、保護具、本体の状態を親子で一緒に確認してから始めましょう。



一度乗れたことがあっても、新しいボードでは最初から練習し直した方がいいの?



滑り方やデッキの感触が違うこともあります。最初の数分だけでも、支えを使って感覚を確かめるのがおすすめです。
平らで広い場所を選ぶ
練習場所は、乾いていて平らな舗装面が基本です。坂道、砂利、小石の多い場所、濡れた路面、人や自転車が頻繁に通る場所は避けます。
小石や鋭いものを踏むとウィールを傷め、摩耗が早くなる場合があります。練習を始める前に、走る範囲を親が歩いて確認しておくと安心です。壁や手すりを支えにする場合は、その周囲にぶつかりそうな物がないかも見ておきましょう。
ヘルメットとプロテクターを着ける
初心者は、立ち上がるときや降りるときにも転ぶことがあります。ヘルメットに加え、ひじ・ひざ・手首を守るプロテクターを用意しておきたいところです。
ラングスジャパンも、屋外で子どもが遊ぶ際はヘルメットとプロテクターの着用を案内しています。サイズが合わず動いてしまう保護具では守りにくいため、着用後にずれやベルトの緩みを確認してください。
初めての練習では、ボードと一緒に体に合う保護具をそろえておくと準備がスムーズです。
本体とウィールを確認する
練習前には、デッキやキャスターに破損がないか、ウィールが極端にすり減っていないかを確認します。ただし、前後のウィールを指ではじいたときの空転回数が違っていても、それだけで走行性能に問題があるとは判断できません。
メーカーによると、リップスティックは乗った人が左右に動かしたときの複数の力によって走ります。回転が気になるときは自己判断で大きく調整せず、ラングスジャパンのよくある質問で手順を確認しましょう。
リップスティックデラックスミニの乗り方
初心者の練習では、一度に「乗る・進む・曲がる・止まる」を覚えようとしない方が取り組みやすくなります。最初は両足を乗せて姿勢を保つことだけで十分です。できた動きを確認しながら、次の段階へ一つずつ進んでいきましょう。



わが家でも、すぐに長く走ることより「今日はここまでできた」と区切る方が、落ち着いて練習できました。
1.前に置く足を決める
最初に、左右どちらの足を前側のデッキへ置くか決めます。普段の利き手だけでは決められないため、壁や手すりにつかまった状態で左右を試し、立ちやすい方を選びましょう。
すでに借りたボードで乗った経験があるなら、そのときと同じ足から試します。ただし、新しいボードで安定しない場合は無理に固定せず、反対の向きも試して構いません。本人が自然に立てる向きを優先します。
2.支えにつかまり前足を乗せる
ボードを進行方向へ向け、壁や動かない手すりにつかまります。最初は前側のデッキへ片足を置き、ボードが垂直に近い状態で待ちます。
このとき、ボードだけを足元で動かそうとすると不安定になりがちです。目線を真下へ固定せず、少し先を見るようにします。親が支える場合は、子どもの腕を強く引っ張らず、手や肩を軽く添える程度にしましょう。
3.後ろ足も乗せて姿勢を保つ
前足が置けたら、軽く地面を蹴りながら後ろ足を後方のデッキへ乗せます。最初は進もうとせず、支えにつかまったまま両足を乗せられれば十分です。
膝を伸ばし切ると、小さな揺れに対応しにくくなります。膝を軽く曲げ、肩の力を抜くことを意識してください。両足を何度か乗せたり降ろしたりして、ボードの幅と動きに慣れていきます。
練習の段階と目標を整理すると、次のようになります。
| 練習段階 | 最初の目標 | 親の支え方 |
|---|---|---|
| 立つ | 両足を乗せて姿勢を保つ | 壁や手すりの近くで見守る |
| 進む | 短い距離を直進する | 横から軽く手を添える |
| 加速する | 体をひねって進む | 動きを見せ、引っ張らない |
| 曲がる | 大きな円を描く | 進行方向の安全を確認する |
| 降りる | 低速で落ち着いて足を着く | 周囲との距離を確保する |
4.軽く蹴って短い距離を進む
両足を乗せられるようになったら、前足をデッキに置き、後ろ足で地面を軽く蹴ってから乗せます。最初の目標は、長く走ることではなく数メートルをまっすぐ進むことです。
止まりそうになったら無理に体を大きく振らず、落ち着いて足を着きます。何度も同じ短い距離を繰り返すと、乗り始めのタイミングをつかみやすくなります。
5.膝と腰を使って前へ進む
直進に慣れたら、前後のデッキを交互に動かす感覚を覚えます。足首だけを細かく振るのではなく、膝を柔らかく使いながら腰を左右へひねってみましょう。
上半身と下半身がゆったり連動すると、少ない動きでも進みやすくなります。最初は速さを求めず、止まらずに少し進めたら成功です。親が近くでゆっくり動きを見せると、言葉だけで説明するより伝わりやすいこともあります。
6.曲がる・減速する・降りる練習をする
直進できるようになると、子どもはすぐに長く走りたくなるかもしれません。しかし、その前に方向転換と安全な降り方を練習しておきます。
曲がるときは急に体を倒さず、広い場所で大きな円を描くところから始めます。止まるときは十分に速度を落とし、バランスを保ったまま片足を地面へ着けましょう。降り方は商品付属の説明やラングスジャパン公式の乗り方動画が掲載された商品ページも親子で確認してください。
新品は滑りやすい?わが家の子どもが苦戦した理由
わが家の子どもは、借りたリップスティックでは乗れていました。そのため、新品でもすぐに乗れると思っていたのですが、実際には思った以上に苦戦。以前のものよりタイヤが滑らかに感じられ、ボードが先へ進んでしまう感覚に戸惑っていたようです。



一度乗れた経験があるからこそ、うまくいかないと焦る様子もありました。新品では別の乗り物に慣れるくらいの気持ちで見守るとよさそうです。
ABEC-7ベアリングが採用されている
リップスティックデラックスミニには、メーカー公式情報によると、摩擦抵抗が少ないABEC-7ベアリングが採用されています。滑らかな走行を楽しめる仕様ですが、初心者や別のボードに慣れている子には、動き出しが速く感じられる可能性があります。
ただし、新品なら誰でも滑りすぎるという意味ではありません。路面、乗り方、以前使ったボードの摩耗状態によっても感覚は変わります。「以前は乗れたのに」と急がせないことが、わが家では必要でした。
最初は進む練習より止まる練習
ボードが予想より滑らかに動くときは、速く進む練習を急がず、支えにつかまって乗ることや低速で足を着く練習へ戻ります。
滑り方を体で理解できると、徐々に力加減を調整しやすくなります。借り物に乗れていた子でも、最初の数回は初心者向けの段階へ戻って問題ありません。できていた経験は消えていないので、新しい感覚に慣れる時間として見守りましょう。
親子で練習できる時間も楽しい
子どもが何度も挑戦していると、親もつい乗り方を細かく教えたくなります。しかし、説明を増やしすぎると、本人が自分で感覚を探す時間を邪魔してしまうこともあります。
わが家では、一緒に外へ出て練習を見守る時間そのものが、親子で過ごせるよい時間になりました。少し乗れたときに一緒に喜べるのも、この遊びの楽しいところです。
乗れないときに見直したい5つのコツ
何度練習しても進みにくい場合は、運動の得意不得意だけを原因にせず、姿勢や目線、練習方法を見直してみます。一度に全部直そうとすると動きが硬くなるため、親が伝える内容も一回につき一つ程度に絞ると取り組みやすくなります。



「膝を曲げて、前を見て、腰を振って」と一度に言われると、どれからすればよいか分からなくなりそうです。
足元ばかり見ない
足を置く位置が気になると、つい下ばかり見てしまいます。視線が下がると体も前へ丸まり、周囲の状況も確認しにくくなります。
足を乗せるまではデッキを見ても構いませんが、動き始めたら少し先へ目を向けます。親が進行方向に立ち、見る場所の目印になる方法もあります。ただし、ボードの正面には立たず、十分な距離を取りましょう。
膝を伸ばし切らない
膝がまっすぐに伸びた状態では、路面から伝わる小さな揺れを吸収しにくくなります。軽く腰を落とすイメージで、膝に余裕を持たせます。
深くしゃがむ必要はありません。「少し低くなってみよう」くらいの短い声かけで十分です。姿勢が整ったら、次は目線というように、一回の練習で伝えることを絞ると子どもも動きを確認しやすくなります。
親が手を引っ張りすぎない
転ばせたくない気持ちから、親が両手を強く引いて支えると、子どもは自分で重心を取れなくなる場合があります。親の腕へ体重を預けた状態にもなりやすいため、支え方には注意が必要です。
最初は動かない壁や手すりを利用し、親は横で見守ります。手を貸す場合も、子どもがバランスを崩したときに補助できる距離を保ち、進行方向へ無理に引っ張らないようにします。
短時間で区切る
疲れてくると足の動きが鈍くなり、できていた姿勢も崩れやすくなります。乗れないまま長時間続けるより、集中できるところで一度区切る方法も選択肢です。
練習時間に決まった正解はありません。子どもの表情や疲れ方を見ながら、「両足を乗せられた」「昨日より少し長く進めた」など、その日にできた一つの動きを確認して終えましょう。
周囲の子と上達速度を比べない
一日で乗れる子もいれば、何日かに分けて感覚をつかむ子もいます。年齢や経験だけでなく、練習場所やボードの状態も違うため、日数だけを比べても参考にならないことがあります。
わが家の子どもも、新品では最初に苦戦しました。それでも練習を続けるうちに少しずつ乗れるようになり、乗れたときのうれしさが次の練習につながっています。
リップスティックデラックスミニを使って感じたこと
実際に子どもが使う様子を見ていると、商品仕様だけでは分からない部分も見えてきました。わが家では新品の滑らかさに戸惑った一方、乗れるようになってからは楽しそうに遊んでいます。購入前に知っておきたい点を、良かったところと注意点に分けて整理します。



ミントブルーは子ども自身が気に入っている色です。道具への愛着も「また乗りたい」という気持ちにつながっているように感じます。
良かったところ
わが家で特に良いと感じたのは、子どもが自分から繰り返し練習していたことです。最初は苦戦しても、少し乗れると表情が変わり、楽しそうに次の挑戦を続けていました。
一人で遊ぶだけでなく、親が見守ったり一緒に練習したりできるため、自然に親子の時間を作れます。約2kgなので子ども向けとして扱いやすい大きさですが、持ち運べるかどうかは本人の体格も見て判断してください。
購入前に知っておきたい注意点
転倒する可能性があるため、保護具なしで気軽に乗せる遊びではありません。練習場所の確保や、遊ぶ前のウィール点検も必要です。
また、メーカー推奨年齢は8歳以上です。耐荷重は79kgですが、体重だけでなく安定する足幅に合うサイズを選ぶ必要があります。保護者も一緒に乗る予定なら、デラックスミニにこだわらず、通常サイズとの比較も検討した方がよいでしょう。
| 向いている家庭 | 購入前に検討したい家庭 |
|---|---|
| 安全に練習できる広い場所がある | 周辺に坂道や交通量の多い道しかない |
| 親が最初の練習を見守れる | 保護具を着けずに遊ばせたい |
| 子どもが繰り返し練習を楽しめる | すぐ乗れることを前提にしている |
| ウィールを定期的に点検できる | 点検や消耗品交換が難しい |
子どもと一緒に少しずつ練習し、乗れる喜びを楽しみたい家庭には検討しやすい一台です。
ウィールの摩耗と保管にも注意
リップスティックは、乗れるようになった後もウィールの確認が欠かせません。特に初心者は後ろ足を細かく動かしやすく、後方ウィールへ負担が偏る場合があります。練習後に親子で短く点検する習慣を作っておくと、摩耗の変化にも気づきやすくなります。



「たくさん練習した後はタイヤも見よう」と決めておけば、片付けと点検を一緒に進められます。
後方ウィールをこまめに見る
メーカーによると、足だけを小刻みに動かす乗り方や砂利の多い場所での使用は、ウィールの摩耗を早めることがあります。特に後ろ足側がすり減りやすいため、左右の形や高さを定期的に見てください。
消耗したまま乗り続けると、キャスターなど別の部品へ影響する場合があります。交換時期は使用時間や路面によって変わるので、ラングスジャパン公式のウィール交換目安に掲載されている写真と見比べるのが確実です。
使用後は屋内で保管する
リップスティックを屋外に置いたままにすると、さびや劣化が進みやすくなるとメーカーは案内しています。練習が終わったら砂や汚れを確認し、雨の当たらない屋内へ片付けましょう。
子どもが自分で運ぶ場合は、壁へ立てかけて倒れないよう、保管場所を決めておくと安心です。持ち運ぶ機会が多い家庭では、対応するキャリーバッグも選択肢になります。
まとめ|一歩ずつ練習すれば親子の楽しい時間になる
リップスティックデラックスミニの乗り方は、最初からすべての動きを覚える必要はありません。安全な場所と保護具を用意し、支えにつかまって立つところから進めます。新品の感覚に戸惑ったときも、練習段階を一つ戻すことで落ち着いて取り組めます。
- メーカー推奨年齢は8歳以上
- 本体重量は約2kg、耐荷重は79kg
- 最初に安全な練習場所と保護具を準備する
- 前足は本人が自然に立てる向きを選ぶ
- 支えにつかまり、両足を乗せる練習から始める
- 最初の目標は数メートルの直進でよい
- 膝を軽く曲げ、足だけでなく腰も使って進む
- 新品が滑らかに感じる場合は降り方から慣らす
- 後方ウィールの摩耗をこまめに確認する
- 上達の速さを比べず、できた動きを親子で喜ぶ
わが家の子どもも最初は苦戦しましたが、少しずつ乗れるようになり、楽しそうに過ごしています。まずは親子で保護具と練習場所を確認し、「両足を乗せる」ところから始めてみてください。


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