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チャイルドコーチングを学んで、いきなり気づかされた“わたしの関わり方”―チャイルドコーチング実践記②

2025 7/17
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しごとの種まき
2025-06-292025-07-17

「こうしなさい」「早くして」— そんな言葉がいつの間にか増えていませんか?

目次

はじめに:自分の声かけ、見直してますか?

「こうしなさい」「早くして」— 私も多く使っていました。パラパラめくったコーチングの教科書。私の口から発せられていたのは“答えを与えるティーチング”であることに気づかされました。そしてそれが日常化していることにも。でもあるとき、「そう言われたらどう思った?」と問いかけただけで、子どもの表情と心が明らかに変わった瞬間がありました。
意識的に「聞く」ことに舵を切ったら、子どもとの“距離”が、ふと縮まった気がしました。

「聞いて、わかってもらえた」の実感から対話が生まれる

ある夕方、子どもが“宿題にイライラ”していました。
いつもの私は「早くしなさい」と言いそうになりましたが、そこで意識して使ったのは「聞く」声かけ。

「嫌だったね。すごくイライラしてたんだね。」

この一言が、子どもの表情と言葉を開いてくれました。その後、気持ちの処理が進んだのか、「こういうとこが分からなくて……」とポツリ。
「答えを与えるのではなく、自分で考える力を促す問いかけが、こんなに効果的なんだ」と腑に落ちた瞬間でした。
“ティーチング”的声かけでは、こうはならなかったでしょう。

時間はかかるかもしれませんが、共感して待ってあげることの大切さがそこにはありました。

“自分の答えを持つ”ことの安心感

子どもは天才+パフォーマー、ムードメーカータイプ。
自分で考えて動く力もありますが、それをうまく伝えられないこともあります。
チャイルドコーチングの教材には、

「答えは相手が持っていて、それをどう引き出すか」

とあり、これはまさに、私が目指す関わり方でした。

知識や「こうしなさい」は氷山の一角。
本当に大切なのは、氷山の奥にある“気持ち”“考え”の部分に手を添えることだと気づかされました。

「聞く」ことの大切さを、身にしみて感じた

それから意識してみたのは、まず「聞く」こと。
アドバイスよりも、命令よりも、そのままの気持ちを受けとめること。

「嫌だったんだね」
「すごく怒ったんだよね」
と、気持ちの“存在”をそのまま置いておくようにすると…

子どもは少しずつ、ぽつりぽつりと話してくれるようになりました。

「うまく言えないけど、もやっとした」
「本当は、○○って思ってた」

それまで私が引き出そうとしても聞けなかったような、**“子どもなりの視点”**がそこにはありました。

この気持ちの存在をそっと置いておくことについては、うちの子供にはとても効果的で、落ち着いたら自分から色々と話をしたり、こうしようかなと習い事の練習をしてみたりしています。

私の関わり方にあった“課題”とは?

子どもを変えるより、まず自分を整える

私たちは、つい「子どもを変えよう」としてしまいます。
もっと話を聞いてくれたら。
もっと素直に行動してくれたら。

でも、コーチングの学びを通して感じたのは、
「まず、自分の在り方を整えること」だと感じました。

子どもとの関係は、鏡のようなもの。
こちらが落ち着いていれば、子どもも不思議とゆったりしてくれる。
こちらが一方的になれば、子どもも心を閉ざしてしまうと思います。

そういったことから、私自身の行動や考え方を変えていく必要があるなと感じました。

“答えを与える”ティーチング型だった

チャイルドコーチングを学ぶまでは、私は「家事」「時間管理」「学習」などに対して指示出しが癖でした。
「これをしたら」「もっとこうしなさい」…
教材のノートを読み返すと、「それはティーチングだよ」と赤字が跳ね返ってきます。
気づいたときに、自分の言葉を「問い」に切り替えるようにしました。

「それをどうしたい?」
「どうしてそう感じた?」
「どんな気持ちだった?」

こうした問いは、子どもの選択力・自己肯定感を高めてくれました。

即解決より、とことん“気持ちを探る”姿勢

不安・イライラ・モヤッ。
子どもの背中に“溜まっているもの”を感じたとき、私はすぐに「どうしたの?」と聞いていました。
でも質問形式のままだと深まらない。そのとき学んだのが、“沈黙を使って待つこと”の重要性。
3秒、5秒、一呼吸。
すると、子どもは「実は……」と小声で本心を話してくれることが増え、関係が優しく紡がれていきました。

子どもの感受性と考える力を信じる視点の欠如

親として「もっとこうしたら?」という願望は自然なもの。でもそれが、“子どもが自分で考える余白”を奪っていたと気づきました。
子どもの考えや感情は、十分に尊重されるべき財産。問いかけながら待つことで、その財産が育まれていくのだと実感しています。

小さな変化が日常に芽吹く4つのヒント

  1. 「聞く声かけ」の練習:
     「イヤだった」「悲しかった」など、感情をそのまま繰り返す。
     子ども自身が「そうだった」と認識しやすい。
  2. 問いかけの言い換え:
     「どうしたの?」→「今何を考えてた?」など
     解決より、思考や感情の動きを優先する問いに。
  3. 沈黙の魔法:
     「話せる?」と聞いたあと、3秒は黙って待つ。
     子どもが返しやすくなるタイミングをつくる。
  4. “信じている”というメッセージを言葉に:
     「○○は自分の考えがあるね」「私はそれ聴きたいよ」
     言葉に出すことで、子どもの内面に安心が宿る。

生活がやさしく変わった瞬間

  • 子どもが「自分で考えて決めた」宿題法を提案して実行してくれた
  • イライラして座り込んでいた日も、「あのやり方、やってみようかな」と言ってくれた
  • 子どもが呟いた「この宿題先にやっておこうかな」という一言は胸に残っています。
  • 「こんなことがあって悲しかった」など、自分から話す機会も増えました。

「声かけを変えることで変わるんだ」という手応えは、日々の積み重ねによって育つなあと思ったところです。

親自身も、変化の途中

完璧な関わり方なんて、誰にもありません。
でも、試していくこと。気づいたら言葉を変えてみること。
その積み重ねが、“違い”を生みます。

私はまだまだ途中。
でも「聞く」「問いかける」「待つ」という関係性を積み重ねていくことで、
子どもとの時間が、より信頼と安心で溢れてくると信じています。

おわりに|“聞く”が生む、親子のゆるやかな物語

子どもにとって「親が聴いてくれる」は、小さな贈り物。
それがあるから、もっと話そうという気持ちが生まれます。
子どもは自分の答えを持っている。
必要なのは、「教える」のではなく、「待って、引き出すこと」。
ゆっくり、丁寧に、関係性を育てながら。
私もあなたも、親として、“聞く力”を選びながら、小さな物語を重ねていきましょう。

私自身チャイルドコーチングを学び始めて間もないです。時には、いつの間にか、聞くことを忘れて。「あれやった?」「これどうなっている?」「これしてある?」「早くして」なんて言葉を発しています。そしてそれに気づいて、やってしまったと思う日々です。

まずは、意識しながらでも「聞く」を大切に周りの心を整えていきたいものです。

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チャイルドコーチングを学んで、いきなり気づかされた“わたしの関わり方”―チャイルドコーチング実践記② 「こうしなさい」より、「そう感じたんだね」。子どもとの関わりのなかで、気づかされた“わたしの関わり方”。チャイルドコーチングの学びとともに、自分を見つめ直すシリーズ第2回。
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