今回は「秘密のマインドセットの作り方」といった言葉に惹かれて、読んでみました。
なんか頑張っても、思うように結果が出ないな。とか、ストレスや不安の中からなかなか行動に移せないなとか。決めたことが続かないなとか、色々考えすぎて何から手を付けたらいいか分からなくなる。など
そんな悩みについて、脳の潜在意識に対して科学的アプローチで具体的なトレーニングが書かれています。
今の状況に悩んでいる方は、脳のトレーニング「インナーサイズ」を行うと、不安や恐怖の解消や行動につながっていくということが書かれています。私もいくつかのインナーサイズを実践してみたことを紹介していきたいと思います。
個人的には繰り返し読みたい良書だと思います。
「脳と成功の科学」を読んだきっかけ
色々と仕事をしていると、なぜか嫌だなと思ったり、仕事を後回しにしてしまったり、こんなことを言われたら嫌だなと思ったり。最近仕事が立て込みイライラしてみたり。
でもそれは、自分が何かを言われてもないのに勝手に思い込んだり、別に相手はそれほど気にしていなかったりと。結構自分で勝手にそう思って嫌だなと思っているんだろうなと気づくときがあります。
また、過去に書籍の中で口癖の本など脳に働きかける内容の本や潜在意識の本の中で、同様の内容が書かれていたりする中で、その時脳の中ではどのような事が起きていて、どうすればネガティブな思い込みや悩みで行動ができなくなることを解消できるのか。その解消方法みたいなことが書かれている書籍がないかなと考えていました。
そんな中で、見つけたのが今回の「脳と成功の科学」になります。すぐに読んでみたいと思い購入して、毎朝会社へ行く途中でコンビニの駐車場でコーヒーを飲みながら読んでから出社しています。
「脳と成功の科学」 要約
- 脳のクセを知り、思考や感情を制御して、行動をコントロールする
- 脳が重要視するのは「安全」と「効率」そのため大きな変化を伴う目標達成を邪魔する
- 意識、意志、行動の3大脳力を脳の筋トレインナーサイズで鍛えることができる
- 目標達成を拒む脳の6個の障害がある。
- 習慣はトリガー、行動、報酬の3要素がある。自分の為にならない習慣を為になる習慣に変える
- 思い込みは行動を左右し、現実に影響する。
- 目標達成率を上げるには現実に達成できそうなアクションプランを立てる。
- プランは目標設定と目標達成にかける橋
- 自分を変えるためにインナーサイズを儀式化する
| 書籍 | 脳と成功の科学 |
|---|---|
| 著者 | ジョン・アサラフ |
| 出版社 | ダイレクト出版 |
「脳と成功の科学」の著者 ジョン・アサラフ氏の紹介
著者のジョン・アサラフ氏は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー作家。「人生を劇的に変える脳力を引き出す思考術」「アンサー」の著者。マインドセット等のトップクラスの専門家。何百万ドル規模の会社の設立の経歴を持つ。現在はニューロジムCEO。ニューロジムは個人や企業が持てる可能性を発揮できるように支援することを目的とした、最先端のトレーニングプログラムを開発している会社。
「脳と成功の科学」書籍構成と要約
「脳と成功の科学」は全部で3部、13章の構成となっています。おわりにまでで278ページの書籍です。
はじめにに当たる部分で、インナーサイズについての説明や人生を変える3つの質問など導入部分と本気になろうといったメッセージが書かれています。
次に第1部として自身の脳について知るという内容について1章~4章にかけて目標設定の難しさやなぜ目標の達成ができないのか2つの脳についての説明。脳をアップグレードするための方法と脳の鍛え方と言うことで。主に自分の脳について知ることが書かれています。
第2部として、自身の思考と感情について5章~10章にかけて書かれています。1部で知ることができた自分の脳のクセについてどのようにインナーサイズを使って障害をチャンスに変えていくか。新しい習慣をどのように作っていくかを意識的に行う。思い込みからの現実の形成の仕方。思い込みも2種類ある。恐怖をエネルギーにかえ、ストレスを乗りこなす方法。最後にポジティブ思考への転換方法が書かれています。
ここでは主に、自身の脳のクセや自動思考からの6つの障害を知ることで、どのように対処して自分の思考と感情を自身の意識のコントロール下での制御の仕方が書かれています。
最後の第3部では、脳で設定した目標をどのように行動させるかといった行動の制御について11章~14章にかけて書かれています。
脳への目標の与え方と目標を達成させるためのプランニング。そして行動を変えていく為のインナーサイズを儀式化することで行動の継続化を図ると言った内容が書かれています。
目標の達成がなかなかできないであったり、感情的になりすぎる出会ったり、行動できないと言った方にはとてもオススメです。私もとても為になった良書だと感じます。
Foreword: 「インナーサイズ」は革命的なメッセージ
Introduction:インナーサイズで隠れた「脳力」を引き出す
Before You Begin:インナーサイズは「脳の筋トレ」
インナーサイズ革命:あなたの人生を変える3つの質問
第1部:汝の脳を知れ
1章:あなたのせいじゃない
2章:脳内のゴリラとご対面
3章:脳2.0にアップグレード
4章:脳を鍛える。
第2部:思考と感情を制御せよ
5章:ゴリラとの戦い
6章:習慣
7章:恐怖
8章:思い込みとストーリー
9章:ストレスと不安
10章:マインドセット
第3部:行動を制御せよ
11章:脳に目標を与える
12章:プランを立てる
13章:インナーサイズの儀式化
14章:「自分」という最後の未踏の地
「脳と成功の科学」書籍 要点
- 自分の脳について知ること。脳の優先順は「安全」と「効率」自動的にこの2つを優先に思考し行動に移そうとする。目標達成をするための優先をあげることの邪魔をしようとする。
- 脳内には目標達成を拒む障害が6つある。恐怖、可能性を狭める思い込み、ネガティブ思考、過度のストレス、ためにならない習慣、感情制御スキルが低い。の6つ
- 習慣は潜在意識レベルで稼働している。習慣はトリガーを切っ掛けにし、自動で行動に移すニューロンパターン。ためにならない習慣をためになる習慣に置き換えることができる。
- 恐怖は、過去の現実や想像状の経験から生まれた潜在意識に保存されたパターン。恐怖に直面すると闘争、逃走、フリーズ、失神のいずれかのモードに移行する。
- 思い込みは行動に左右し現実を作る。自覚的な思い込みと無自覚な思い込みがあり、自身を変えようとするような自覚的な思い込みをすると、足を引っ張り元の自分に戻そうとするのが無自覚な思い込みである。無自覚な思い込みは特定でき矯正もできる。
- 気持ちや感情を左右するのはストレスそのものではなくストレスに対してどのように反応するかである。ストレスは自身の成長のきっかけにもなる。
- 目標を立てると意識脳と無意識脳が連携を促すことができる。より目標は正確で鮮明に書き留めた方が目標の達成率が上がる。
- 目標設定と目標達成のギャップを埋めるのがプラン。小さなアクションステップを決めて小さな成功を繰り返させるとよい。
- 自分を変えるには時間がかかる。その為、今と言う時間に取る行動が大切。自分を変えるためにはインナーサイズの儀式化が大切。目標設定やプランニングのビジュアル化も効果がある。
全体をまとめると次の2つかと思います。
脳の癖を知り、自分の思考や感情をコントロールして、意識的に行動を行うことが大切。
目標を設定し、計画を立てて、行動をするを繰り返すことで目標達成が可能。その手助けとなるインナーサイズを習慣化することが効果的。
「脳と成功の科学」を読んで実験してみたこと
自身が仕事ややることが先延ばし傾向にあったり、やりたくないなーとか。こんなこと言われたらいやだなとか、言われてイラっときた。なんてこと最近よくあるなと思っていました。これらの現象についてこちらの本を読んで分かったのですが、過去からの思い込みによる恐怖とストレス現象だろうと言うことが客観的に分析できたことが良かったと感じます。
要は、思い込みによる恐怖によって、実際は言われたわけではないのですが、言われたら嫌だなと思って後回しにする。つまりは逃避行動を行っていたり、相手はよりよくする為に単純にアドバイスを言ってくれているだけなのですが、勝手に責められていると思い込んで、イラつくといった闘争行動をとったりしていたということなんだろうなと思いました。
と言うわけで今回実験したことは、まずは、この本の2章の部分。6つの障害を制御するということで、恐怖とネガティブ思考に気づくと言ったことの実践と感謝を毎日記録することを実施。
あと、目標設定とプランのビジュアル化と目標達成に向けての行動について書いて見ました。
恐怖とネガティブ思考については、インナーサイズを利用して、深呼吸の実施と毎日Notionで日記をつける習慣を作りましたがその中で、感謝を描くことにしました。
またその日記の中で将来どうなりたいかを記載し、そのために何をしていくかを書いて見ました。
私の場合、将来的に農業をやりたいのでその為のプランの記載と折角ブログで自身の経験や書籍で読んだことでやったことを発信しているので、ブログで情報発信と読んでもらえる環境を作ることがプランの1つとして上げました、そちらを毎日アクション出来るように見える化して記載しました。また月ごとの表示目標と記事掲載の目標なども書いて見ました。
これらが習慣化していきたいと思います。
「脳と成功の科学」検証の結果
まず目標設定とプランニングのビジュアル化と目標達成については、まだまだ先が長いので、継続案件として進めていきたいと思います。
最初の恐怖とネガティブ思考関連の制御とコントロールについては、割と効果があったと感じます。気持ちに余裕がまずは生まれたと考えられます。
効果があったと感じたのは、
- こんなこと言われたら嫌だなとか思わなくなった。仕事なのでという感じで割り切れる。
- 意見を言われても特にイライラしない。そんな考え方もあるのだなくらいになる。
- 自分の感情を客観的に分かるようになる。
- 他者の感情も分かるようになる。なぜ怒っているのかに対して、何に恐怖を抱いているのかと言った視点で相手を見るようになった。
- 感謝を綴るとありがたいと思えることが増えて心に余裕ができた。
一つとして、自分も他者にも感情面について、客観視できるようになり、感情的になることの要因が恐怖と言う事であれば、何に恐怖を抱いているか、その恐怖は本当に恐怖になるようなものなのか、それとも思い込みの妄想なのかなど冷静に考えることができるようになった。
この部分はかなり大きな成果だと思いました。また他者の感情面についても同様に客観的に見ることができるようになることができ生活がしやすくなったと感じます。
目標達成については、プランを練って行動していきたいですね。
「脳と成功の科学」をやってみた気づき・まとめ
自身の脳のクセを知って、思考、感情をコントロールし行動を変えていくと言った形で順序だてて読んでいける本なのでとても分かりやすく、途中で色々出てくるインナーサイズもやり易いものばかりです。
会社で感情的になったらインナーサイズをやって落ち着くなどもできますし、自身の感情について客観視もできるようになったので、今、こんなことで怒っている。怒っている要因は、こんな風にされてたり思われたりするのが恐いからだなど。
思い込みについては、だれしもあり、目線があってない場合は勘違いや誤解で相手に対して闘争の感情を抱いたりすることもあります。私の方はこちらの本の内容がとても気に入り分かり易かったので、結構友人や上司なんかにもお勧めして紹介をしたりしました。
最近イラついたりするな出会ったり、達成したい目標があるのだけどなかなか行動に移せないって方は是非読んでみてください。とても参考になると思います。
【脳科学関係はこちらの本も楽しめます。】


書籍実験の総まとめ記事はこちらにあります。書籍の要約ややってた変化などをまとめています。

.png)

コメント