2024年1月の能登半島地震で大きな被害を受けながらも、2025年3月22日に完全復活を遂げた「のとじま水族館」。世界最大の魚類であるジンベエザメが再び悠然と泳ぐ姿は、ファンだけでなく地域全体の喜びでもあります。
この記事では、開館時間に合わせた巡り方やクラゲアート、のと海遊回廊、イルカショーなどの見どころを、暮らしに寄り添う視点でご紹介。
アクセス&基本情報

- 所在地:石川県七尾市能登島曲町15部40
- アクセス:
- 車利用…のと里山海道経由 → 能登島大橋(通行無料)、館前に広い無料駐車場完備
- 公共交通…JR和倉温泉駅から路線バス利用あり
- 営業時間:通常9:00~17:00(季節により延長あり)
- 入館料:
- 大人(高校生以上)1,890円
- 小中学生510円
- 未就学児 無料
- 公式URL:のとじま水族館公式サイト
のほっこ的おすすめルート:9時から始める“ゆるやかツアー”
**「朝イチ入館 × 10時イルカショー」**がおすすめです。開館直後(9〜10時)はとても静かで、ゆっくり魚たちを見られる貴重な時間帯。水族館の香りと、ちょっとしたワクワク感を味わいながら、魚たちとの対話ができます。
おすすめ緩やかルート
- ジンベエザメ館 青の世界
- のと海遊回廊(本館)
- クラゲ光アート(本館)
- いるかたちの楽園
- 海の自然生態館(カワウソ展示)
- 10時からの「イルカショー」へ
- ショー後にカメやペンギンの展示&ペンギン散歩
- 最後はお土産ショップへ
**注意:**イルカショーが混む場合、クラゲエリア→ショールート順がスムーズになります。
見どころ深掘り!

ジンベエザメ館「青の世界」
2024年10月に仲間が加わり、一段と迫力アップ。水槽横の観覧ゾーンでジンベエザメの存在感を感じられる特等席。泳ぐ姿はまるで深海のベッドを滑っていくようで、エイや小魚がガラスに寄り添う姿も観察できます。
水槽越しにエイと戯れる姿は子どもたちにも学びが豊かで、「裏側はこうなってるのか!」と興味津々になる様子は、まさに暮らしに寄り添う体験そのもの。
のと海遊回廊(本館)
透明な水槽や窓の向こうに広がる海景色が美しい回廊。身近な魚たちの展示を、時間をかけてじっくり観察できます。館内の照明と海の光が調和する心地よい空間です。
クラゲ光アート(本館)
暗闇に浮かぶクラゲは、まるで深海の妖精。ライトの色が変わるたびに姿を変え、ひととき「非日常」に身も心も浮遊します。大人も子どもも、しばし見とれる美しさ。
いるかたちの楽園&イルカショー
10時からのショーは、最前列でも水しぶきの心配少なめ。イルカのジャンプやトレーニングの合図など、トレーナーとの呼吸も感じられるのが魅力。“音より動き”を楽しみたい家族にぴったりです。
海の自然生態館(カワウソ)
川沿いの遊び心ある展示。一日中見ていても飽きないカワウソの仕草は、動物のリアルを感じる癒しポイントに。
カメ、ペンギン&ペンギン散歩
朝の散歩で活発に歩くペンギンたち。カメのゆるやかな動きも相まって、穏やかな時間が流れるエリアです。
帰り道に立ち寄りたい癒しスポット

スポット | 内容 |
---|---|
のとじまガラス工房 | 吹きガラス体験。オリジナルのグラスを作れる楽しさ |
和倉温泉総湯 | 館内の疲れを癒す公共温泉。水族館と組み合わせも◎ |
和倉昭和博物館&おもちゃ館 | 土日祝限定。レトロなおもちゃに触れて懐かしい気分に戻れます |
持ち物リスト(あると安心)
アイテム | 理由 |
---|---|
帽子/タオル | 野外エリアやイルカショー観覧時の日差し対策に◎ |
虫よけスプレー | 夏期は蚊対策必須、油断すると刺されやすい季節も |
折りたたみ傘 or ポンチョ | 晴れていても海風が強く冷え込む日は急な雨あり |
スナップ写真用カメラ or スマホ | 魚たちの鮮やかな姿は記録しておきたい |
抱っこひも or ベビーカー | 子連れでも広々通路だから安心して進めます |
飲み物・軽食 | 軽くパクつくランチが好きな人向け常備にすると◎ |
暮らしに寄り添う学びと家族の時間

- ジンベエザメ:世界最大魚類に親しみ、「どうやって呼吸してるの?」など子どもから質問が飛ぶ瞬間が楽しい。
- クラゲ:海の生き物の多様性や環境の美しさに気づくきっかけに。
- 水槽の魚たち:観察力や発想力を引き出し、「また見に来ようね」と繋がる体験に自然となります。
子どもは「大きい」「かわいい」「もっと見たい」とテンションMAX。
「ジンベエザメでかい!」、「エイの裏側が見えた!」「イルカショーでジャンプすごい!」という小さな発見が、家族の会話を豊かにします。
「また来たい」と言ってくれる場所は、やさしい1日の証。
旅行だけでなく、学びと心の余白を一緒に育てられる場所として、のとじま水族館はおすすめです。
おわりに
のとじま水族館は、地震という試練を乗り越え、また大きな存在感を取り戻しました。
ジンベエザメも元気に泳いでおり、とても雄大で希望があふれる世界です。
子どもの「また行きたい」が本当に嬉しくて、また次の家族のお出かけ候補にしようと思います。
水族館で得る“ちょっとした余白”が、日常にも小さな彩りをくれる——そんなやさしい1日になりますように🌿
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