今回は、ついつい口出しして、子どもの機嫌を損ねたり。
子どもが自分でやってほしいのになかなかやってくれなかったり。
子どもに自主的に動いてくれるようになるにはどう話をしたらよいのかなと思っている方向けに、マンガもあって読みやすい本の要約と実践したことを紹介していきたいと思います。
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」を読んだきっかけ
まあ、飽きもせず、毎朝早くご飯食べないと。。とか、宿題やったのとか。
言われているわけですよ。うちの子は。基本誘惑に弱いので、興味あったらあっちへふらふら、こっちへふらふらしながらしているわけです。
宿題やっていても、そこ違うんじゃない?ってついつい言ってしまい。やる気なくなったと言って機嫌を損ねる感じ。
そんな日々が続いていて、とはいえ子供には自立して伸びてほしいという思いからの言葉だったりするので、言葉のかけ方に問題あるんだろうなと。
ついつい言ってしまって、子どもの機嫌ややる気がなくなって余計に時間を取られているなんてことも。。。
自分でやってくれたらすぐに終わることなのになと。そこで見つけたのが今回の書籍「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」になります。
本当に効果のある「声かけ」を厳選ということで、どんな時に、どのような声かけがOKでどのようなものがNGなのかも記載してあります。
よくよく見るとNGのワードをよく使ってたなーと気づかされる1冊でした。
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」 超要約
- 自ら進んで行動する子どもになってもらうことを目的に子育てをする。
- 遊びと学びの境界線をあいまいにすることで遊びながら勉強ができる。
- 親も勉強にチャレンジ、アナウンスを続けることで子どもも芽がでる。
- 肯定的でポジティブな言葉を親は発言する。
- 親がやってあげないことも大切。
| 書籍 | 子どもを伸ばす言葉実は否定している言葉 |
|---|---|
| 著者 | 天野ひかり |
| マンガ | とげとげ |
| 出版社 | ディスカバー・トゥエンティワン |
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」の著者 天野ひかり先生の紹介
天野ひかり先生は、NHK「すくすく子育て」キャスターの経験を活かし親子コミュニケーションアドバイザーとして講師を務めておられます。主な著書に「子どもが聞いてくれて話してくれる会話のコツ」などがあります。
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」書籍要点
良かれと思って発している言葉は子どもを否定しているかもしれない。
親の言葉は子どもには、正しく伝わっていない。大人がこうするべきとする言葉から、そのまま認める視点での言葉がけへ変えることが大切。
自己肯定感を育ててあげることが大切、自己肯定感を育てることで子どもの器を大きくすることができる。
毎日の言葉がけと認めてあげることがポイント。
子どもがした判断自体を認めてあげることがとても重要。
各シーンやこんな時にどのような言葉をかけるのが良いのかOK例とNG例を交えながら、マンガでもわかりやすく解説してあります。
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」書籍構成と要約
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」は全部で4章の構成となっています。あとがきまで合わせて277ページ。となかなかのボリュームがありますが、マンガとPOINT解説でNG例の言葉がけとOK例の言葉がけの記載がシーン毎に書かれているのでページ数ほど多く感じず読めると思います。各章では子供が言うことを聞いてくれない時にどんな視点での言葉がけが有効かや、子ども自身で考え行動できるようになる言葉がけなど、具体例やシーンを交えて解説されています。こうなってほしいなとか、こんな時困ったなとかそのポイントのみ読むことでも実践的で真似できると思います。最初から順番に読むことでも、自分が悩んでいるポイントの部分をピックアップして読んでみるのも両方の使い方ができる書籍だと思います。
1章:こどもの視点に立ってみる言葉
2章:子どもが自分で考え始める言葉
3章:子どもの力を認めて伸ばす言葉
4章:子育ての不安が消える言葉
それでは、各章の内容の要約を絞って書いてみたいと思います。
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」書籍 要点
- 親から見ると無駄出会ったり無意味と思える行動や言葉にはすべて子どもにとっては意味があります。その意味を子どもの視点に立って、その世界が見えてくるような言葉がけのシーンと言葉が開設されています。
- 冒頭、親にとってのあたりまえのリセット。子どもが理解してほしいことを理解できるような言葉が必要。「やりたくない」という言葉にもいろいろな意味が隠れている。子どもが親に求めている、親に反応してほしいことを認めてあげましょう。
- 行動を促すには、そのままの自分を認めてもらうことが重要。子どもがこのままの自分でいいなと思える言葉たちの紹介。子どもが自分で考え行動してもらうには、子ども自身がいつから何をやるのかを決めることが重要。主体的に取り組めるような言葉のかけ方が書いてあります。よく考えなさいと言う言葉1つにしても子どもの捉え方は親の発した意味とは異なります。子どもが興味をもって行動するような言葉がけが重要です。
- 工夫や頑張りをそのまま認めることが大切。そうすることにより自己肯定感が高まり自身の本来の力が発揮できるようになるような言葉がけが紹介されています。一緒に○○しよう!どうしたい?といった言葉が、一緒に学ぶや自分がどうしたいかを意思表示の発信につながります。
- 親自身もがんばりを認めることで子育ての不安がラクになる言葉がけが紹介されています。ほめ方や比べ方、いいところ、得意なことをしっかり認めてあげる子ども自身の新しい環境における不安に思った時にかける言葉。
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」を読んで実験してみたこと
本人の頑張りをほめるようにしてみた。
ここについては、問題を解いて間違えるのが凄く嫌ならしく。違っているよと言うと大体機嫌が悪くなります。また、間違ってるよと言う言葉自体に、自分のことアホやと思ってるやろ。みたいな感情も伴うらしく。
いま、アホやと思ってるやろ。そんなん言われたくないのに。と言っています。
要は、頑張ってやっているのにアホって言うなと私に話をしてきました。
間違っていると言わないで、間違いを気づかせることがポイントになるわけです。
私の方での変更した言葉かけは、一緒に丸付けをしよう!と、間違っていた時に、ここよく見てみてとか
あとは、怒ってしまった時には、オウム返しで繰り返すのが効果的に感じました。(共感する感じです)
「今やりたくないって言っているのに」➤「今やりたくないんだね」っていう感じです。
こういった感じで、今までここ間違っているよとかピアノ練習しなさいとか、早く食べてとか言っていた言葉を変えて子どもと接してみることにしました。
「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」言葉かけを変えた検証の結果
まず、私の方での変更した言葉かけは、一緒に丸付けをしよう!と、間違っていた時に、ここよく見て!という言葉がけの実践結果です。
お、あってる。お、あってる。と言って丸を付けていくと割と機嫌よくなります。まちがっているとこでは、ここよく見てというと。あっ直していいと言ってくるので、自分で直してねというと、自分で間違いに気づき直すようになっています。
自分で間違いに気づくようになるので、人から言われるよりも腹が立たないらしい。また、自分で直して丸にしてもらえるので満足するようです。
一緒にやろうは子どもにとっては結構な、魔法の言葉だと思います。
次に、オウム返しの方ですが。
大体、何かに腹を立てて「%5#$6&・・・」と分からん事いって部屋を出ていきます。
まあそのうち部屋に戻ってきて、「今やりたくないって言っているのになんで!!」とかいうので
➤「今やりたくないんだね」っていう感じで黙る。を繰り返す。
うちの子の場合は、そのうち「だってさ・・・」といってやりたくない理由を言ってくれるので、じゃあ、いついつやることにする?と言えば分かったと言ってくれるようになりました。
この辺りは色々やってみてその子にあった方法もあると思ますが、機嫌を損ねた時にオウム返しと沈黙はうちの場合割と良かったと思いました。
その他にも、今日何する?やいつやる?も使えるワードだと思います。ピアノの練習もいつやる?と言えば「はいはい・・」と言いながらもやってます。以前のように練習しなさいだと、嫌々やって結局進まず時間もかかるだったのですが、
自主的にピアノに向かう場合は、今日何弾こうかな。といって3曲程度弾いて終わったといってます。分からないところがあったりうまくできなかったりは、一緒に譜面読んでと言ったりしてきますが、やらないよりはいいかなと思っています。
この辺りも変化としては大きいかなと感じました。
言葉かけを変えてみた気づき・まとめ
私としては、ちょっとした言葉のかけ方で、本人がやる気を出してやってくれたり、していることから、自分で決めたことはちゃんとやってくれるのだなと思いました。
逆に人に言われたり指摘されたりすることはやりたくないらしい。
うまく言葉をかけてあげることで自分でやって納得がいけば機嫌よく宿題もピアノもやっているので良かったと感じました。
今回の「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」では、さまざまなシーンでのOKの声掛けとNGの声掛けが具体的に書かれているので、何かしらのシーンに当てはめて使えると思います。
また、マンガなので活字が苦手な方にも読みやすいのが良いポイントだと思いました。
日々の話している言葉を変えるだけなので実践しやすく、こうしたら良くなるかななどのトライ&エラーを繰り返しながら自分子どもへの接し方の言葉かけにカスタマイズしても良いと思います。
日々の言葉かけの参考になる書籍だったと感じました。
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