今回は、育児に関わる書籍です。
子供の成長と共にどんなふうに育ってほしいか考えたり、こうしてほしいのにとイライラしたりすることがあります・・・
そんな時に、子どものタイプを知ることでしかり方やほめ方を特徴に合わせて言葉のかけ方をかえることで本来の才能を伸ばしていくと言ったことが書かれています。
私も、子どものタイプを診断して、接し方に意識して言葉をかけたりしてみました。
どのように子どもに接したらよいか迷った時に読んでみるとよい本です。
「潜在意識が子どもの才能を伸ばす」を読んだきっかけ
子どもも成長してくると自我が強くなり、叱ったりしてしまします。
私としては、こんな風に成長してくれたらいいなとか思っているのですが、押し付けになっているかもしれないし、子どもは子どもで私とは違ういいところもあります。
私も別に叱りたいわけでもないし、でも、子どもにはやることを自分でやって成長してもらいたいなと思っていた時に出会った本になります。
タイプ別に子どもの特性と、何が得意でどのような行動や思考の癖が出やすいのかを知ることで、本来持っている才能を伸ばしてもらいたいなと感じていた時に出会った本になります。
ポジティブな人生の台本と言った言葉が出てきますが、潜在意識は思ったことを自動化していくことでもあるので、より良いものをインプットしてもらうために日々の言葉がけに注意が必要だと感じた本です。
親の声かけや関わり方が、子どもにとっての未来の“人生の台本”になるというメッセージも出てきますので、親としての関わり方を学べる1冊だと思います。
「潜在意識が子どもの才能を伸ばす」 要約
- 潜在意識を活用して良い人生の台本を作るには
- 才能の4タイプ。子供と大人のそれぞれのタイプ別の特徴や注意点
- しかり方、ほめ方、お子様への言葉がけ
| 書籍 | 「潜在意識」が子どもの才能を伸ばす |
|---|---|
| 著者 | 齋藤直美 |
| 出版社 | さくら舎 |
「潜在意識が子どもの才能を伸ばす」の著者 齋藤直美先生の紹介
著者の齋藤直美先生は、子ども未来がっこうの主宰をされています。2006年株式会社ミュゼを設立し、心理学、脳科学、潜在意識の特性を活かしたオリジナル研修プログラムを展開。2016年一般社団法人子ども未来がっこうを設立されました。「あたりまえだけどなかなかできないしかり方のルール」などの書籍を出されています。
「潜在意識が子どもの才能を伸ばす」書籍構成と要約
「「潜在意識」が子どもの才能を伸ばす」は全部で5章の構成となっています。おわりにまでで229ページの書籍です。はじめにの部分で潜在意識について、人生の台本作りといったイメージを書かれています。1章では台本の作られ方。2章はポジティブな台本の作り方。3章は子どもの才能の4つのタイプと特徴。4章でほめ方、しかり方。5章では、親の自己肯定感の高め方。といった感じで、子どもだけではなく親もどう変化をしていくとよいといった内容です。
はじめに:子どもの達成力を上げる、「潜在意識」のすごい力
1章:より良い未来を作るカギ「潜在意識とは」
2章:子どもの「潜在意識」をポジティブに変えよう!
3章:子どものタイプによって変わる効果的なアプローチ
4章:「潜在意識」が喜ぶほめ方、しかり方
5章:あなたの自己肯定感が上がると、子どもが変わりだす
それでは、各章の内容の要約を絞って書いてみたいと思います。
「潜在意識が子どもの才能を伸ばす」書籍 要点
- 潜在意識で思うことは実現化し、潜在意識がNOと感じることは実現が難しい。
- 良い台本を作ることで子どもが幸せな人生を歩む。台本は「言葉」と「体験」で作られる。その為周りの言葉のかけ方がとても大切。
- 潜在意識をどのようにポジティブにしていくか。またネガティブとなっている潜在意識をどのように取り除くか。寝る前や朝起きたときにポジティブ声掛けの大切さ。
- 子どもの4つの才能のタイプを知ることで才能の特徴やほめ方、注意点を知ることができる。また、親自身の同じく4つの才能のタイプをしることで、自分の特徴を知ることができる。それぞれの才能について何を気を付けて接していく必要があるのかを知ることができる。
- 4タイプの特徴。【情熱タイプ】リーダーの才能。【感覚タイプ】ムードメーカー。【貢献タイプ】サポーター。【完璧タイプ】アナリスト
- 潜在意識に目を向けた、自己肯定感を高めるしかり方が分かる。叱る時は行動に注目。ほめる時は成果以外をほめて存在承認を高めてあげる。
- 子どもの強み、親自身の強みを見つけることでそれぞれの本当の自身をつけることができる。自信をつけることで自己肯定感が高まる。親がイキイキとすれば子供も輝く。
「潜在意識が子どもの才能を伸ばす」を読んで実験してみたこと
今回こちらの本を読んでやっててみた内容としては、私と子どもの各タイプ診断と特徴の把握。そのうえで、どのようなところがあっていて、どのようなところが異なるのかを確認しました。
確認したのは次にある、4つのタイプです。
情熱タイプ(リーダー)感覚タイプ(ムードメーカー)貢献タイプ(サポーター)完璧タイプ(アナリスト)
これは、大人向けのDISCやソーシャルスタイルを、子ども目線にしたような内容になっている感じですね。
これらの特性が分かった上でほめ方や接し方の工夫をしました。
また、どうしても叱ることもあるので、その時には、こちらの書籍に合ったしかり方を意識してみました。
- 安心してもらう➤いきなり否定をしない
- 事実の確認➤子どもが問題に気づけるように質問をする。考えてもらうように
- 気持ちを伝える➤親を主語にした気持ちを伝える。※子どもを主語にしない
- 問題の解決➤子どもと一緒に解決策を考える
- 承認➤子どもが自分で考えたことのプロセスの価値を認める
このしかり方の手順を意識した感じです。
「潜在意識が子どもの才能を伸ばす」の内容を検証してみた結果。
まずは4タイプの分類わけですが。
うちの子は診断の結果、感覚タイプ(ムードメーカー)に分類されました。
特徴としては、
• ユーモアがある。人気者。周りで笑いが絶えない。
• 本番に強いタイプ。想像力、創造力があって新しいことを創れる。
• やることは早いが雑。土壇場で対応しても、何とかなってしまう。ギリギリでバタバタ
【強み】
• ユーモア、コミュニケーション、器用、柔軟性、想像力、創造力、好奇心
【弱み】
• 細かいことが苦手、ケアレスミスが多い
• 持続性に欠ける、忘れっぽい
• 感情のムラがある
【ポジティブ台本】
• 個性的な発想力で新しいことを生み出していける
• ユーモアで周囲を楽しませるムードメーカー
• 素早い行動としなやかな対応力で問題を乗り越えられる
【ネガティブ台本】
• 瞬発力はあるが、好奇心旺盛なため長続きしない
• あきらめ癖がつく傾向があるので納得するまで成功体験をしてもらう。
【やる気の出し方】
• 勉強もワイワイしながらやるとやる気アップ。自由にのびのび
• 大げさにほめると◎
• 何かを作り出すのも好きなので、変なものでも興味をもって言葉がけ。
【家庭での笑顔の増やし方】
• 話は豊富。人の話を聞き流す、忘れる。悪気がないので忘れないようにサポート
• 細かいこと、正確性は苦手、みんなをまとめる、盛り上げる役割に
• フットワークは早いが思い付きに思われがちなのでサポートが必要
まったくもってうちの子に当てはまります。すごい結果でしたね。
私の方は情熱(リーダータイプ)でした。
【持っている台本の傾向】
・自分の考えがはっきりある
・頑張り屋、向上心。
・抱え込み
【良いところ】
・注意やしつけができる
・子どもの自立を促せる
・目標に向かって子どもを導ける
【注意するところ】
・厳しくなりすぎる
・優秀性を求めすぎる
確かにそのようなところはありますね。なので、始める時は意気投合で始めますが、基本子どもはやって満足で大体飽きるか、一つとりあえず作って満足し、私の方は納得いくまでやっているっていう関係ですね。子どもも集中すればやるのですが、大体ギリギリにならないとやらないタイプです。
誉める時は、大げさ気味にほめてあげたり、逆にここ教えてほしいと言うと進んでやってくれる傾向があります。
逆に、何かに取り組んでいる時に別のことを話しかけたり、自分がやろうと思ってたことを先に言われたりするとやる気がなくなったとよく言っています。自分ではわかっていて何時になったらやる予定を持っているようです。基本自由にのびのびやりたい欲求があるので、基本私の方は、やるまで見守ることにしています。
大体黙っていると、自分でもそもそと宿題やピアノの練習なんかを始めています。あまりに時間ギリギリだったりすると私も注意しますが待つことも大切だと感じます。
また、いつもギリギリなので、やってほしい時にはもう7時過ぎているけど大丈夫??とか、宿題していて分からないを連呼する時は、どこが分からない?教科書持ってこようか一緒にみてやってみようなどの話を心掛けました。。
どうしても自分で調べなさいとか学校で習ったんじゃないのとか言葉をかけがちになったりしますが、なるべく気を付けてます。
特性を知ることで、そのタイプに合った接し方をすると、お互いに感情的にならなくてよいと感じます。
お互いのタイプを知って接してみた気づき・まとめ
今回は私と子どものタイプを分類して、お互いにどのような特徴や考え方を持っているのかを診断しました。
結構、性格的にも普段の行動に対しても、当てはまるところが多かったです。特に子供の方はまんま当てはまりました。
夢を叶える為に潜在意識の重要性と何をインプットして何を願うのか。寝る前や起きがけの言葉かけや体験は潜在意識にダイレクトに入るので目標や夢を書いて見ることがやれば実践できることだと感じました。潜在意識をどのように活用していくかが人生の台本におけるポイントだと思います。
才能の4つのタイプも興味深かったです。私の会社でもDISCやソーシャルスタイル等もやったことがありましたが、それに似た感じで子どもの才能に向けた感じです。タイプについては、成長するに従ってや、社会(学校)とプライベート(家)では違ったものに見えるかもと思いながら、家にいる時が本質だろうと思います。だからこそ、無理してないかなど子どもの様子を見つけれるようになれたらよいと感じます。
叱るのは行動について、ほめるのは。成果以外の存在そのものをほめるといったことを知れたのはとても良かったです。
行動と潜在意識がポイントと感じる本でした。
また最後に、子どものミッションはお母さんの笑顔を作ることとあったので、うちの子どもにも伝えてみたところ。
いいね~といって「グッドポーズ」してました。
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子どもに対しての言葉使い等に悩んだときはこちらの記事での書籍も参考になります。

書籍実験の総まとめ記事はこちらにあります。書籍の要約ややってた変化などをまとめています。

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