うちの子は、そろばんに週3回ほど通っています。暗算や計算はかなり速く、学校のテストを見ても、計算問題は解けていそうです。
でも、文章問題になると、なかなかうまくいきません。
計算はできるのに、文章になると難しい。この様子を見ていると、そろばんで身につく力と、算数の問題を読み解く力は、分けて考える必要があると感じます。
私自身は、そろばんの習い事に意味がないとは思っていません。今の計算力に加えて、大人になって数字を扱うときにも、強みになってくれるのではと期待しています。
ただし、そろばんだけで算数の苦手が全部なくなるわけでもありません。わが家で感じている良さと課題を、これから習わせるか、続けるか迷っている方に向けてまとめました。
- わが家では、そろばんに通う中で計算や暗算の速さを実感しています。
- 計算が速くても、文章問題でつまずくことはあります。
- 文章問題は「読む・関係を整理する・式にする」過程も確認したいところです。
- 数字を扱う力は、日常生活や将来の仕事でも生かせると期待しています。
- 続けるかどうかは、成績だけでなく本人の気持ちや家庭の負担も含めて考えます。
そろばんの習い事は意味ない?わが家で感じていること
そろばんの価値を考えるとき、学校の算数の点数は分かりやすい目安です。ただ、点数だけでは、できるようになった部分まで見落としてしまいそう。まずは、今のわが家で実感できていることと、まだ難しいことを整理してみます。
週3回ほど通い、計算と暗算の速さを実感
うちの子は、現在そろばん5級です。毎日ではありませんが、週3回ほど教室に通い、暗算にも取り組んでいます。
親として実感するのは、やはり計算の速さ。学校のテストでも、計算問題については解けていそうだと感じています。
もちろん、そろばんに通わなかった場合との比較はできません。それでも、日頃の様子を見ていると、計算や暗算ができることは、今の子どもの強みの一つだと思います。
すべての問題を解けるかどうかとは別に、この部分はきちんと認めておきたいところです。
文章問題が苦手でも、計算力まで無意味にはならない
一方で、文章問題は苦手です。計算そのものは速くできても、問題文を読んで答えを出すところまでは、うまくつながっていないと感じます。
わが家の様子を分けると、次のようになります。
| 見ていること | わが家で感じている様子 |
|---|---|
| 計算の速さ | かなり速くなっていると感じる |
| 暗算 | 頭の中で計算できている |
| 学校の計算問題 | 解けていそうだと感じる |
| 文章問題 | 苦手さが残っている |
文章問題ができないからといって、計算できるようになったことまで消えるわけではありません。伸びたところと、これから補いたいところを別々に見ると、習い事を評価しやすくなります。
おとう計算は確かに速いんです。でも、文章問題になると難しい。わが家では、この両方が今の実感です。
そろばんで計算が速くても、文章問題でつまずく理由
文章問題には、答えを計算する前の段階があります。何を聞かれているかを読み取り、数字同士の関係を整理し、式を考えること。計算の速さだけを見ていると、どこで困っているのかが分かりにくくなるため、過程を分けて見たいと思います。
「計算する」と「式を考える」では取り組むことが違う
たとえば「120×3」という式なら、何を計算するかはすでに決まっています。
一方、「1冊120円のノートを3冊買います。代金はいくらですか」という文章問題では、120円が1冊分の値段で、同じ値段のものを3冊買うと読み取る必要があります。
そのうえで、掛け算を使うと考える流れです。
計算の練習を増やすだけでは、式を考える段階の困りごとを補えない場合があります。「読めなかった」「関係が分からなかった」「計算で間違えた」のどこなのかを見ると、次に練習する内容を絞れそうです。
文章問題に効果がない、と言い切るのも違う
日本珠算連盟に掲載された研究者の解説では、珠算学習者が文章問題などで高い得点を示した調査が紹介されています。一方、位取りの概念理解を調べる課題では、差が見られなかったとの説明もあります。
つまり、そろばんの学習がほかの算数課題に役立つ可能性はあっても、すべての力が同じように伸びるとは限らないということです。
日本珠算連盟「珠算学習の波及効果と今後の展望」では、調査内容と考察を確認できます。
わが家の体験も一例として受け止めながら、子どもが実際に困っている部分を見ていきたいと思います。



計算はできるのに、どうしてこの問題が解けないの?と思ってしまいそう。
答えだけでなく、式にするまでを一緒にたどると、親の見方も変わりそうですね。
文章問題が苦手なとき、家庭で試したいこと
ここからは、わが家でも取り入れていきたい方法です。そろばんの練習とは別に、文章をどう理解したかを確かめる時間を作ること。新しい教材や習い事を増やす前に、学校の宿題やテストの一問を使って、止まっている場所を探すところから始められます。
計算を始める前に「何を求める問題?」と聞く
最初から式を教える代わりに、「何を求める問題かな」と聞いてみる方法です。続けて、分かっていることを言葉にしてもらいます。
先ほどのノートの問題なら、次の順番で確認できます。
- 求めるものは、ノート3冊分の代金。
- 分かっているのは、1冊120円で3冊買うこと。
- ノートを3つ描き、それぞれに120円と書く。
- 図と対応させて、式を考える。
式が決まった後で、得意な計算を使う流れです。音読だけで難しければ、絵や丸で表してみる。言葉で説明しにくい子にも、別の伝え方を用意できます。
量を増やすより、一問の「分からない」を確かめる
週3回のそろばんに加えて、家庭でも問題を大量に増やすと、負担が大きくなることがあります。
まずは一問だけでも、「なぜこの式にしたか」を聞くところから。間違えたときも、すぐに解き直させるより、問題の意味と計算のどちらで困ったかを確認したいところです。
教材を使うなら、今の理解に合う難易度を選びましょう。小学3年生向けの候補には、Gakkenの『毎日のドリル 小学3年 文章題』があります。
小学3年生向けの文章題を家庭で練習したい場合は、見本で難易度を確かめながら選べる教材候補です。



まずは宿題の一問で、どこまで分かっているかを見る。そこからなら、家庭でも始めやすそうです。
そろばんは将来役立つ?続ける意味と見直す目安
私は、そろばんの強みは社会に出てから感じる場面もあるのでは、と考えています。ただ、将来役立つという期待だけで、今の負担を見ないわけにもいきません。数字を扱う力への期待と、子ども本人の気持ちを両方持って、続け方を考えたいところです。
電卓があっても、数字を自分で確かめる場面はある
仕事では電卓や表計算ソフトを使えます。それでも、合計金額や個数を考えたり、出てきた結果を見て「このくらいになりそうか」と確かめたりする場面はあります。
暗算や桁の多い計算ができることは、そうしたときに生かせるのではないでしょうか。これが、私がそろばんを無意味だと思わない理由です。
ただし、計算が速いことと、数字の意味を判断できることは別。得意な計算を、買い物や予算の話と結びつける経験も作っていけたらと思います。
わが家の買い物の経験は、小学生が初めて自分のお金で買い物をした体験談にもつながるテーマです。


続けるかどうかは、成績と級だけで決めない
そろばんを続けるか迷ったときは、「何級まで取るか」に加え、本人がどう感じているかも確認したいところです。
家庭で見直すなら、次の観点が考えられます。
| 確認すること | 続け方を考える手がかり |
|---|---|
| 本人の気持ち | 続けたい理由や、嫌なことを聞く |
| 通う負担 | 睡眠・宿題・自由時間に無理がないか |
| 習う目的 | 計算力、検定など、何を目指すか |
| 今の困りごと | 教室への相談や別の練習が必要か |
週3回は、わが家の通い方であって、すべての子への推奨回数ではありません。負担が大きければ、回数や目標を教室に相談する方法もあります。
ほかの習い事で感じた良さや続け方については、セイハ英語学院に2歳から通った体験談でもまとめています。





将来の強みにはなってほしい。でも、今の子どもの時間も大事にしたい。どちらか一つにせず、続け方を考えたいです。
まとめ|そろばんの意味は、できるようになったことから考える
わが家では、そろばんに通う中で計算や暗算の速さを実感しています。一方、文章問題には苦手さが残っているのも事実です。だからこそ、算数全体の結果だけで評価せず、伸びた部分を認めながら、困っている部分には別の方法を考える。その見方で、習い事と付き合っていきたいと思います。
- うちの子は週3回ほどそろばんに通っています。
- 現在の珠算は5級で、暗算にも取り組んでいます。
- 計算や暗算の速さを、親として実感しています。
- 計算が速くても、文章問題は苦手です。
- 文章問題には、読む・整理する・式を考える過程があります。
- 家庭では、どの段階で止まるかを確かめる方法があります。
- 練習を増やす前に、今ある宿題の一問から始められます。
- 数字を扱う力は、将来にも生かせると期待しています。
- 計算の速さに加えて、数字の意味を考える経験も積みたいところです。
- 続け方は、本人の気持ちと家庭の負担を含めて考えます。
「文章問題が苦手だから意味がない」と結論を急がず、今できていることと、次に必要な練習を一つずつ見ていきましょう。
お子さんの解いた一問を見ながら、正解・不正解とは別に「どう考えたの?」と聞いてみると考え方が分かって面白いです。
それでは、次の記事でもお会いできると嬉しいです。


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